「不動産買取」とは何か？メリット・デメリットを考える｜伊藤忠ハウジング社員インタビュー⑤

不動産買取とは、不動産会社が直接、不動産を買い取らせていただくことを指します。

「仲介」における不動産会社の役割は、売主様と買主様を繋ぎ、安心・安全に不動産取引をしていただくためのサポートをさせていただくことです。

一方「買取」では、不動産会社が買主となって直接、不動産を買い取ります。

不動産買取の大きなメリットは、売却スピードにあります。仲介による売却では、まだ見ぬ買主様に向けて販売活動するところからスタートしますが、不動産買取ではすでに買主が決まっています。売主様に何度も内見に立ち会っていただく必要はなく、スピーディーに売却していただけます。

その他にも、不動産買取のメリットは複数あります。

当社で買い取らせていただいた物件は、しっかりとしたリノベーションを行い、付加価値を最大限高めて再販します。当社が責任を持って買い取り、改修、再販までさせていただくことから、売主様の契約不適合責任を免責とさせていただけるのです。

不動産買取では、広告などの販売活動をさせていただくことはありません。数回にわたり、買主候補のお客様を現地にご案内することもありません。よって、近隣の方やお知り合いの方に売却の事実が知られる可能性はほぼないといえるでしょう。

不動産買取にも、デメリットがあります。それは、仲介による売却と比較して価格が落ちてしまうことです。ただ、相場価格の7割前後にもなると言われている買取価格ですが、当社では相場の9割ほどの価格で買い取らせていただくことも少なくありません。

新築マンションの販売を多く手掛ける当社は、マンションの商品性を
熟知しており、お客様が所有するマンションの魅力を最大限引き出すことが可能なため高い評価での買取をご提案させて頂いています。

当社より高く買い取ってくれる不動産会社が見つかれば、喜んで売主様にご紹介しています。そもそも「当社で買い取る」と決めているわけではありません。

少しでも好条件で購入していただける買主様を見つけられる可能性と時間があれば、オークション形式を取ったり、当社とお付き合いのある不動産会社にご紹介したりすることもあります。あくまで、売主様にとって最も良いと考えられる買主が当社であるならば買い取らせていただくというスタンスです。

当社の不動産買取の特徴は、首都圏近郊および高価格帯のマンションを得意としていることです。買取業界の中では、契約後、資金難から決済に至らないというケースも見られますが、当社の場合は融資を通さず「伊藤忠」の信頼の元で買い取らせていただくため、そのようことはありません。

当社が買い取れない不動産についても、伊藤忠グループのネットワークや不動産会社の繋がりを活かし、少しでも好条件で買い取ってくれる買取業者をスピーディーにご紹介いたします。