マンションを売却するときの注意点|伊藤忠ハウジング社員インタビュー⑪

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首都圏の中古マンションの成約価格は、コロナ禍以降、継続して上昇しています。金利も依然として低水準であることから、価格や売りやすさを考えれば、現在はマンションの売り時といえるでしょう。一方で、不動産会社選びや売却方法には注意点もあります。

伊藤忠ハウジングの西 健悟さん、竹下 佳樹さん、添田 知宏さん、福永 圭太さんの4名に、マンションを売却するときの注意点を聞きました。

お話を聞いた人

伊藤忠ハウジング
取締役 流通グループ長

西 健悟

伊藤忠ハウジング
流通営業部 部長
竹下 佳樹

伊藤忠ハウジング
流通営業部
添田 知宏

伊藤忠ハウジング
流通営業部
福永 圭太

マンションの「売り時」の見極め方

西

基本的には売り時はご自身のライフサイクルの中で決めた時がベストタイミングと考えていますが、売却の目的によっても変わってきそうですよね。

添田

たとえば、売却益を重視するのであれば、市況が良いときが売り時ということになるでしょう。また、近隣で新築マンションが開発・分譲されると相場が上がるということも少なくありません。

竹下

新築マンションが近隣で分譲されると相場が上がる可能性がある反面、競合となる中古物件が売りに出ると売りにくくなることがあります。こうした市況の動きにも敏感になっていただくと良いかもしれません。とはいえ、ご自身でマーケットを注視し続けることも容易ではありませんので、売却を検討し始めたら、売る・売らないにかかわらず不動産会社にご相談されることをおすすめします。

不動産会社の選び方

竹下

まずは不動産会社に相談したほうがいいとはいえ、相談する不動産会社はよく吟味されるべきでしょう。中には、売れるはずもない高額な査定額を提示して物件を預かろうとする不動産会社も存在します。いいことばかりを言ってくるのではなく、ときには悪いこともしっかり伝えてくれるかどうかが良い不動産会社を見極めるポイントになってくるのではないでしょうか。

2025年1月からは「囲い込み規制」がスタートしました。囲い込みとは、物件情報を他社に開示せず、自社で囲い込んで買主を見つけようとする行為です。規制がスタートするということは、こういったことが少なからず見られるということ。良い不動産会社を選ぶというのは、不動産を好条件で売るためのファーストステップといえるでしょう。

福永

実際に不動産会社の担当者と会って話してみることも大切だと思います。査定書やメールのやり取りならいくらでも良く見せることができますが、話し方や雰囲気からわかることもたくさんあるはずです。査定結果については、金額だけでなく、その根拠をしっかり聞くことが大切でしょう。「査定額=売れる金額」ではありませんからね。

添田

とくに一括査定サービスを利用される方は、査定額の高さで不動産会社を選んでしまいがちかもしれませんね。

西

エリアを熟知した地場の不動産会社や多くの店舗網を持つ大手流通会社などさまざまな不動産会社がありますが、それぞれ長所、短所があります。どちらが良いということではなく、売却する物件や売却される方に合っている不動産会社を選ぶことが大切です。

福永

マンションの分譲会社の系列の不動産会社に任せるのも良いと思います。弊社でいえば「クレヴィア」や「イトーピア」の売買に圧倒的な強みがあります。新築時の膨大な資料が手元にあり、中古のクレヴィア・イトーピアを検討されている方からのご相談も多いため、自ずと取引数も多くなります。物件の理解度が高いため、効果的な販売活動ができます。

マンション売却でよくある質問

不動産を高く売るにはどうすればいい?

福永

高く売り出せば高く売れるというものではないため、まずは適正価格を知ることが大切です。「適正価格にどれだけ上乗せするか」「どの程度の期間、適正価格より高い金額で売り出すか」を戦略的に決めていかなければ売れ残ってしまうおそれもあります。

不動産を売る前にリフォーム・修繕は必要?

竹下

状況と誰に購入していただくか次第でしょう。不動産会社が買い取る場合は、リフォームを前提としているため、売主様のほうで修繕やリフォームをする必要はありません。一般の方に売る場合も、大金をかけてリフォームや修繕をしてもその分高く売れるとは限らないため、基本的には不要と考えます。ただ「ドアの建て付けが悪くて壊れそう」「お風呂の蓋がゆがんで閉まらない」といった場合は直してから売却したほうが印象が良くなると思います。整理・整頓・清掃も徹底するべきでしょう。

価格交渉が入ったらどうすればいい?

西

売却期間(長いか短いか)や内見の件数(人気があるかどうか)、周辺の相場(高いか安いか)などを見て判断する必要があります。たとえば、売り出し開始直後、反響も多い中で、大幅な値引き交渉が入った場合は、応じる必要性は低いかもしれません。また、買主の属性なども考慮することも有効です。総合的に見ることが良いと考えます。

東京都・神奈川県・埼玉県のマンション売買は伊藤忠ハウジングにお任せください

現在は市況が良く、マンションが好条件で売れる可能性が高い時期です。とはいえ、必ずしも高く売れる時期が売り時というわけではありません。マンションの適切な売り時は、ご自身のライフサイクルの中でマンションの売却が必要になったタイミングです。「売却するかどうか決まっていない」「マンションがいくらで売れるかだけ知りたい」という方も、お気軽に伊藤忠ハウジングにご相談ください。

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